*寄主であるギンメッキゴミグモを殺して網の上でまゆを織るニールセンクモヒメバチ

(44.6MB, 00:02:01)
撮影場所:神戸大学


眇棆豬住
(Keizo Takasuka)
2015/07/25登録

種類:ニールセンクモヒメバチ, Reclinervellus nielseni
キーワード:クモヒメバチ 外部寄生 まゆ クモ 網


動物界 >節足動物門 >昆虫綱 >膜翅目 >ヒメバチ科 >Reclinervellus >


クモヒメバチ類はクモへの寄生の最終段階でクモを殺し、その体液を吸い尽くして網の上にまゆを紡いで蛹化します。脚のない幼虫はこの時にだけ背中にカギ状の刺毛が密集した突起が各節背面に現れ、自力で網にぶら下がることができます。

本動画は、ギンメッキゴミグモ(コガネグモ科)に寄生するニールセンクモヒメバチが、クモを殺してからまゆを紡ぐ21時間半に及ぶ様子を640倍速に編集したものです。クモの体液が幼虫に吸い出される様子がはっきりとわかります(撮影者も早回し編集するまで、ここまでわかりやすいとは思いませんでした)。クモが生きている間、幼虫の吸い口はクモの腹部側面で一定していますが(成長に伴って少しずつは変わります)、クモを殺してからは脚や胸部を含め、さまざまな部位から体液を吸い尽くします。外骨格だけになったクモを捨てた後、しばらく休息してから自力でやや上方に移動してまゆを紡ぎ始めます。ニールセンクモヒメバチのまゆは縦に隆起があるという特徴がありますが、まゆの紡ぎ始めからすでに隆起の土台がうっすらと見えます。幼虫は何度も頭の方向を上下に変えながら、まゆの内側から左官のようにまゆ壁を厚くしていきます。

Takasuka K., Korenko S., Kysilkova K., Stefanik M., Cernecka L., Mihal I., Dolejs P. & Holy K. (2017) Host utilization of koinobiont spider-ectoparasitoids (Ichneumonidae, Ephialtini, Polysphincta genus-group) associated with Cyclosa spp. (Araneae, Araneidae) across the Palaearctic. Zoologischer Anzeiger - A Journal of Comparative Zoology 267 8-14.

(データ番号:momo150716rn01b)

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